育児ブルー



ごきげん
 ささいなことがきっかけで夫と言い合いになりました。うちの坊主は夜泣きこそしませんが、たまにはぐずぐずいったりするのです。あやしている私の前でテレビ見てるダンナがむしょうに腹立たしくなりました。目の前には食べ終わった昼食のあとが。
「片付けてよ!」そんなことがきっかけでした。私はしんどかったのです。本当は家事はそう苦痛ではありません。産後はむしろ、洗濯やそうじさえ、わたしにとっては息抜きでした。じゃあ何が?
 こどもに愛情を感じていないことが、罪悪感となっていたのです。もともと私はこどもの相手が苦手なほうだし、「あやす」のが一番めんどうでした。歌をうたってあげたり、ゆすったり、話し掛けたり...そういうことがです。でもやってましたよ。「自分の子をかわいいと思ってない」のは自分でも意識したくなかったのです。
 幸い、夫はわかってくれました。「それでもいいよ...。育児はある意味、シゴトなんだから。」泣いていた私も落ち着いてきました。「かわいいと思えない」とか話しているのに、抱かれている息子はにこにこ笑ったりして、なんだか拍子抜けしてきました。
 過食の原因はどうやらここにもあったみたいです。とにかくラクになりました。気持ちがね。今までは授乳中にメールチェックするだけで、「愛情がうすいのかな」とか考えていたんだもん。
 自然食業界って「禁欲的でくそまじめ」ですよねえ。しかしまじめもほどほどがいいですよー。結局ハハのリラックスが一番大事なのではないのかな。
 今はかなりほったらかしてます。そんな今、だっこしながら歌ってる(笑)。そういうものなのかもね。

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Presented By絵日記とクッキングの家族新聞 みつやん通信